代表挨拶
安倍政権後アベノミクス効果による景気回復が囁かれています。中小企業に関しては、2013年3月末の中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)の終了に伴い、これまでリスケジュールされていた既借入金の約定返済が今後再開され、約定返済可能レベルにまで回復していない中小企業は、現状のキャッシュフローが圧迫され、資金ショートすることが懸念されます。
但し、モラトリアム法終了後の対策として、金融庁中心にセーフティネット貸付5兆円や借換保証制度5兆円等の新たな資金繰り支援もスタートしています。地域経済活性化支援機構の設立や全国各地での事業再生ファンドの組成、中小企業再生支援協議会の強化、金融庁による財務局内中小企業等金融円滑化相談窓口の設置等の施策も同様です。
実際には貸出先金融機関にその対応が任されているため、各金融機関とのコミュニケーションは欠かすことができません。
株式や不動産など一部の資産性のキャピタルゲインでは景気の回復感はあるとはいえ、中小企業の利益の底上げはまだまだです。中小企業が元気にならなくては個人所得・個人消費も伸びません。
優秀な人材と商品の開発力・販売力。それと同じように必要なものは財務力です。すなわち資金管理であり究極は資金繰りです。資金は企業の血液であり、血液である資金さえ流れれば企業は倒産しません。時には輸血も必要でしょうし、時には癌となった負債部分を切り離すことも必要でしょう。
われわれフィナンシャル・マネジメント九州のメンバーは、元金融機関出身者・大手不動産出身者を中心に企業内の要である資金のコンサルタントです。不動産や金融商品等も上手く活用しながら、金融機関と上手に連携していくお手伝いをいたします。いつもクライアントと同じ方向に向いています。
代表取締役 須﨑 幸司